今回の全体的な行程は、徒歩でJR鎌倉駅を出発し、宝戒寺・来迎寺を参拝、
大蔵幕府跡周辺の遺跡を散策、最終的に鎌倉宮バス停からバスにて鎌倉駅に戻る。
3回に分けて、おおよそ3時間から4時間の半日旅を写真で構成しました。
第1回は鎌倉駅から宝戒寺までのおよそ1㎞です。
鎌倉駅東口からスタート
JR鎌倉駅東口改札を出て正面バスロータリーの真ん中の横断歩道を直進します。
横断歩道を渡った先の歩道を左に進むと小町通り出ますが、ここではさらに直進し若宮大路「鎌倉駅入口」交差点まで進みます。
若宮大路から横大路
若宮大路「鎌倉駅入口」交差点にあるとんかつ「あら珠」の角を左に。
若宮大路を1ブロック進むと「二の鳥居前」交差点に出ます。この二の鳥居から鶴岡八幡宮三の鳥居まで段葛が続いています。
横断歩道を渡って段葛を歩いてみましょう。
若宮大路は、由比ガ浜から鶴岡八幡宮に向かって延びる鶴岡八幡宮の参道のことです。
鶴岡八幡宮から見下ろすと、若宮大路がまっすぐに海に向かっているのが見えます。
若宮大路は、1182年(寿永元)に源頼朝によって鶴岡社頭より由比浦にいたるまで道の曲がりを直し、参拝の道が造られました。
滑川橋のたもとから一ノ鳥居、二ノ鳥居を抜け、鶴岡八幡宮入り口の三ノ鳥居まで約2kmあります。
若宮大路の中央には二条の土堤が築かれ、その土壇の上に葛石を置いた一段高い道が造られました。
この道が段葛と呼ばれます。
『吾妻鏡』などによれば、妻・政子の安産を祈願してつくられたとされています。
春には段葛全体が桜のトンネルとなり、たくさんの観光客が訪れます。桜が散ると葉が生い茂り、強い日差しを防いでくれます。
若宮大路と段葛は「八幡宮前」交差点までです。この三の鳥居の先が鶴岡八幡宮境内となります。
撮影日は7月初めだったので「七夕まつり」の飾りつけを見ることができました。
では、「八幡宮前」交差点を右に曲がり「横大路」を突き当りまで進んでみましょう。
「横大路」はこの突き当り三叉路を北に大きくカーブし、筋替橋までという説があります。
また一説には筋替橋から南に延びる道を「小町大路」と呼ぶものもあり、この三叉路から筋替橋までは「横大路」とも「小町大路」の始まりとも言えます。
この突き当り三叉路の向こう側に宝戒寺の門が見えます。
それでは「宝戒寺」に寄ってみることに。
宝戒寺
一歩境内に入ると豊かな緑に囲まれた静かな参道が門へと続いています。
桜、百日紅や酔芙蓉、萩、梅、椿など境内は四季折々の花が楽しめます。
本堂は上がってご本尊にお参りできます。
本堂の脇には大きな樹木が。
宝戒寺には、本堂のほかに三つのお堂「聖德太子堂」「德崇大権現堂」「大聖歓喜天堂」があります。
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