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安国論寺 静かなる日蓮聖人松葉ヶ谷御霊跡  /鎌倉神社仏閣#018

寺社詳細

2024年12月23日

安国論寺 祖師堂

安国論寺は鎌倉市大町(名越)にある日蓮宗の寺院です。日蓮聖人の草庵跡に日蓮聖人の弟子の日朗が文応元年(1260年)に安国論窟寺を建て、現在の安国論寺となったと伝わります。

鎌倉駅からのアクセス

鎌倉駅東口から緑ヶ丘方面(鎌31系統 緑ヶ丘入口行き)バスに乗って、名越バス停で下車、バスが来た道を10mほど戻ると川の手前に右に伸びる細い路地があります。その路地を曲がり大町四丁目自治会掲示板のところを右に(方向的にはバス停の方向に戻る形)曲がり150mほど進むと安国論寺の山門が見えてきます。

鎌倉駅東口からの名越バス停
名越バス停からバスが来た道を川の手前まで戻り、路地を右に
掲示板のところで右に進む
安国論寺の入口が見える
路地の角に立つ案内板


少し遠回りになりますが、わかりやすい別ルートを示します。
鎌倉駅東口から緑ヶ丘方面(鎌31系統 緑ヶ丘入口行き)バスに乗って、名越バス停で下車、降りましたらバスが来た道を今度は15mほど戻ります。すると大町大路と妙法寺道分岐点に安国論寺の案内がありますので、その角を右に戻る形で入ります。そのまま100mほど直進します。四角の左前に額田記念病院が見えましたら、その角右手に安国論寺があります。

鎌倉駅東口からの名越バス停
大町大路と妙法寺道の分岐(鎌倉駅側から)
150mほど直進
安国論寺入口

鎌倉駅から徒歩コースもご検討ください。鎌倉駅東口から大町大路の名越バス停までは徒歩で20分ほどです。駅から若宮大路ー大町大路と進む道、若宮大路を横切って小町大路ー大町大路と進む道があります。鎌倉駅東口から大町大路までは別願寺のページを御覧ください。名越バス停までは別願寺から安養院を経て200mほどの距離です。

安国論寺山門をくぐると御札所があり、拝観料を箱に入れます。この御札所はお茶室が併設されています。

安国論寺 山門

由緒

日蓮聖人草庵阯 石碑

安国論寺は建長5年(1253年)創建とされ、この年日蓮聖人が鎌倉での布教活動の拠点として現在の安国論寺がある松葉ヶ谷に草庵を開き住み始めたことに始まります。安国論寺には御小庵という拝殿がありますが、日蓮聖人が住んだ草庵の跡は御小庵の奥にある御法窟と呼ばれる岩屋だとされています。 この松葉ヶ谷御小庵や松葉ヶ谷法難については、安国論寺だけでなく近隣の妙法寺、長勝寺も同様の伝えが残っています。

案内
御小庵
御法窟への通路

文応元年(1260年)7月、日蓮聖人はこの草庵で「立正安国論」を執筆、時の執権北条時頼に献上しましたが黙殺されます。立正安国論は法華経の信仰こそが国家も国民も安泰への道とし、他宗について批判をしたものでした。同年8月、御小庵が何者かによって焼き討ちされます。 この事件は、この草庵の地名を取って松葉ヶ谷法難と呼ばれます。 このようなことから、松葉ヶ谷霊跡 妙法華経山 安国論寺と呼ばれるようになりました。 また、日蓮聖人の四大法難のうち松葉ヶ谷法難だけでなく、伊豆法難龍口法難もこの松葉ヶ谷にて日蓮聖人は捕縛されています。 松葉ヶ谷法難では、焼き討ちの際日蓮聖人は白猿に導かれ難を逃れたと言い伝えられており、その避難先と伝わる南面窟が安国論寺に残ります。

南面窟

妙法寺の詳細についてはこちらから

境内

境内は静かで厳かな空気が流れ、落ち着いてお参りすることができます。

境内案内
境内から山門を望む
祖師堂前の石仏と仏足石

山門

山門

山門は 延享3年(1746年)に 尾張徳川家によって再建されました。安国論寺で最も古い木造建築物です。扁額には「安国法窟」と書かれています。

手水舎

手水舎
花手水(2025年1月撮影)

祖師堂

本堂である祖師堂は焼失のため 昭和37年に再建されました。堂内には柱がなく厳かながら広々としています。
御本尊は 十界未曾有大曼荼羅 、日蓮聖人像も安置されています。

祖師堂
祖師堂
祖師堂
祖師堂 堂内

日朗上人茶毘所

師孝第一と謳われた日蓮聖人の弟子日朗聖人は 、死に臨んで出家得度したところで荼毘に付して欲しいと言い遺されました。亡くなられると御遺言に従い池上からこの地に移して荼毘に付されました。

日朗上人茶毘所
日朗上人茶毘所

御小庵

御小庵の奥に御法窟という日蓮聖人が立正安国論を書かれた御法窟があります。御小庵は御法窟に向かってお経を上げるためのお堂となっています。現在非公開です。

御小庵
御小庵

御法窟

御法窟
御法窟と呼ばれる岩屋が御小庵の奥にあります。御法窟は日蓮聖人がお住まいになられた御草庵跡で、ここで『立正安国論』も執筆されたと言われています。 日蓮聖人が鎌倉で布教を始めた頃は、聖人に対する風当たりが強く、宿などを借りることができず、ここ松葉ヶ谷の岩穴を見つけ雨露をしのいだとされます。現在非公開です。

御小庵から御法窟への通路

南面窟

松葉ヶ谷法難では、焼き討ちの際日蓮聖人は白猿に導かれ難を逃れたと言い伝えられており、その避難先と伝わるのが南面窟です。祖師堂の右手、山の中腹にあります。

南面窟
南面窟 内部

熊王殿

日蓮聖人に仕えた熊王丸が勘定した熊王大善神を祀っています。現在のお堂は平成6年に建立されたとのことです。

熊王殿正面
熊王殿の扁額
熊王殿 内部

富士見台

熊王殿右手に急な石段があり、そこを登ると富士見台と呼ばれる高台に着きます。日蓮聖人が日々富士山に向かって題目を唱えたとされます。鎌倉の中心部から由比ヶ浜あたりまで一望することができ、ここからの富士山は山越しに眺めるせいか、迫力があります。
そのまま尾根伝いに進むと鐘楼から南面窟を経由して祖師堂に戻ります。一周するには15分程度かかります。熊王殿右横の石段は上に行くに従い急になり、段差も大きくなるので登るのも降りるのも注意が必要です。南面窟側から富士見台に行き、そこで折り返して南面窟に戻るルートが体力ない方にはいいかもしれません。

熊王殿(左)と富士見台への石段(右)
富士見台への石段
富士見台への石段
石段の上部はかなり急になります
富士見台から鎌倉市街地方向
富士見台から由比ヶ浜・材木座海岸方向
富士見台からの富士山
鐘楼
富士見台から尾根を進む
南面屈への階段
南面窟入口

化生窟・御硯水の井戸

日蓮聖人が硯水を汲んだ井戸とされるのが「御硯水」といいます。その右手の洞窟は「化生窟」といい、日蓮聖人が鎌倉で布教を始めた際に、最初の一晩を過ごした場所と伝わります。このニ箇所は境内の北側の飛び地にあります。

季節の花

鎌倉市天然記念物に指定されているサザンカ、カイドウ、妙法サクラはじめ、紫陽花、桃、ツツジなど季節折々の花々が楽しめます。

祖師堂左手のサザンカ
山門前の紫陽花
祖師堂前にも紫陽花
十五重の石塔前のツツジ

住所         鎌倉市大町4-4-18
          JR鎌倉駅東口3番バス乗り場から緑ヶ丘入口行きで「名越」下車徒歩5分
          
電話番号       0467-22-4825
拝観料/入館料     一般拝観:1人100円
           ※別途特別拝観有り いずれも10名以上で予め申し込み要 詳細安国論寺まで
            特別拝観:1人500円(45分案内付拝観(宝物や非公開の所も含む)
            英語拝観:1人500円(45分)住職が英語で境内を特別案内
            唱題修行と法話:1人500円(45分)住職によるお題目修行の指導と法話
            英語修行と法話:1人500円(45分)住職によるお題目修行の指導と法話

開門・閉門時間    9時00分~16時30分
           ※月曜は閉門(祝日の場合は開門)