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報国寺 2000本の孟宗竹の竹の庭  /鎌倉神社仏閣 #011

報国寺 迦葉堂

報国寺は1334年(建武元年)に創建された臨済宗建長寺派の寺院です。
鎌倉三十三観音霊場の第10番、鎌倉十三仏霊場の第4番(普賢菩薩)、東国花の寺百ヶ寺の鎌倉5番札所。

鎌倉駅から報国寺まで

鎌倉駅から金沢八景方面(鎌倉霊園正面前太刀洗・金沢八景行き/ハイランド行き)バスに乗って、浄妙寺バス停で下車、バス進行方向左手に浄妙寺がありますが、停留所から右手少し戻った交差点にかかる橋を渡って進むと、報国寺となります。

報国寺 寺標

由緒

報国寺は1334年(建武元年)、初代住職の天岸慧広により開山、開基は足利家時(足利尊氏の祖父)と伝わりますが、一説には上杉重兼とも言われています。

報国寺境内のやぐらは、1438年(永享10年)に起きた永享の乱で敗れ自刃した義久と開基・家時の墓と伝わっています。

本堂を望む
本堂
本堂裏の石庭
やぐら(足利一義久と家時の墓)
鐘楼

宅間谷

報国寺の本尊は釈迦如来坐像で、仏師宅間法眼の作と言われます。そのこともあり、報国寺は「宅間寺」と呼ばれることもあったようです。また、報国寺近辺を「宅間谷」(たくまやがつ)といいますが、これは宅間法眼はじめ宅間派と呼ばれる絵仏師たちの関東での拠点であったことに由来しているようです。報国寺には同じく宅間法眼作の迦葉像もありましたが、こちらは明治時代に焼失し、現在は昭和になって新たに迦葉像が作られています。

薬医門

報国寺の入り口には「薬医門」と呼ばれる山門があり、その奥にはなだらかな参道が続いています。
薬医門から本堂に向かう参道沿いには、苔の鮮やかな緑が美しい庭園が続いています

薬医門
石仏

竹の庭

報国寺は「竹の寺」とも呼ばれ、約2000本もの孟宗竹の林が境内の奥に広がります。

石庭から竹林への入口
竹林(竹の庭)
竹林(竹の庭)
竹林(竹の庭)

季節の花

薬医門をくぐると本堂まできれいに手入れされた庭が左手に広がります。右手には苔むした土手に季節の花々が見れます。
折々の季節の花々が楽しめますが、本堂、迦葉堂前には桜が見事です。秋は紅葉したイチョウなど。
春:ボケ・バラ 夏:イワタバコ 冬:フユザクラ・ツバキ

鐘楼付近の桜
本堂と桜
薬医門先の庭

住所         鎌倉市浄明寺2丁目7番4号
          JR鎌倉駅東口徒歩30分 
          JR鎌倉駅東口より
            タクシー 約7分
            「浄明寺」下車徒歩3分(京浜急行バス 鎌20、24、36系統)バス乗車含めて15~20分

          
電話番号       0467-22-0762
拝観料/入館料     志納
          (竹の庭に入る場合)高校生以上 400円
                    小・中学生 200円
         
開門・閉門時間    9:00~16:00

※年末年始 12/29~1/3 は拝観を休止
※天候等により拝観を休止する場合があります。