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来迎寺・鎌倉西御門(見どころ・アクセス) 鎌倉時代の震災での菩提を弔う /神社仏閣 #002

来迎寺本堂

満光山 来迎寺  時宗
らいこうじ/Raikoji Temple (Raikouji Temple)
https://n-raikoji.jp/


来迎寺 鎌倉駅からのアクセス

JR鎌倉駅東口改札を出て正面バスロータリーの真ん中の横断歩道を直進します。
横断歩道を渡った先の歩道を左に進むと小町通り出ますが、ここではさらに直進し若宮大路「鎌倉駅入口」交差点まで進みます。

鎌倉駅東口バスロータリー

若宮大路「鎌倉駅入口」交差点にあるとんかつ「あら珠」の角を左に。

鎌倉駅入口交差点

若宮大路を1ブロック進むと「二の鳥居前」交差点に出ます。この二の鳥居から鶴岡八幡宮三の鳥居まで段葛が続いています。横断歩道を渡って段葛を歩きます。

二の鳥居交差点
二の鳥居

若宮大路と段葛は「八幡宮前」交差点までです。この三の鳥居の先は鶴岡八幡宮境内となります。「八幡宮前」交差点を右に曲がり「横大路」を突き当りまで進みます。

八幡宮前交差点

この突き当りは三叉路となっており、宝戒寺の門を左手に曲がり小町大路(横大路)を北進します。

宝戒寺前の小町大路

小町大路(横大路)と六浦道が切り替わる筋替橋に出ます。

筋替橋付近

筋替橋から六浦道を東に100mほど進み、花屋さんの手前の三差路を左に入ります。

北進すると大蔵幕府の西御門旧跡碑が建っています。

西御門旧跡碑

さらに北進し、しばらく住宅街を進みますと住所は鎌倉市西御門となり、北に300メートル進んだところに「右 来迎寺」の石の寺号標が迎えてくれます。

来迎寺に続く道
右 来迎寺 の寺号標
前面道路からみた来迎寺入り口

来迎寺由緒

鎌倉時代の正応6年(永仁元年)に起きた永仁鎌倉地震で亡くなった西御門の村人の菩提を弔うために一向により来迎寺が創建されました。来迎寺の裏手には鎌倉尼五山第一位の太平寺がありましたが、戦国時代の里見氏による鎌倉攻めの際に廃寺となっています。来迎寺の入り口に太平寺跡の石碑があります。

来迎寺案内
来迎寺入り口にある太平寺跡石碑

来迎寺境内(見どころ)

門前

正面の道路からまっすぐ階段が伸びています。階段はもちろん境内はとてもきれいにされています。

鎌倉札所霊場巡り石碑

鎌倉札所霊場巡りは、鎌倉二十四ヵ所地蔵めぐり、鎌倉三十三観音霊場めぐり、鎌倉十三仏霊場めぐり、鎌倉五山、鎌倉・江の島 七福神めぐりなどがありますが、来迎寺では以下の3つの札所となっています。

鎌倉観音巡礼第5番札所
鎌倉地蔵巡礼第2番札所
鎌倉十三仏第10番札所

山門 満光山と来迎寺の石柱

最初の階段をのぼると満光山来迎寺と掘られた石の門があります。

最初の階段上の山門
山門にある鉄製の門

鉄製の門には時宗宗紋の隅切り角に三の字が掲げられています。

山門奥の手水桶と歴史を感じる石碑
更に上の階段
階段上部から

更に階段が続き、2本目の階段の上にも満光山来迎寺の石の門があります。階段の一番上から周りを見ますと、山に囲まれた住宅地の中に立っていることがわかります。

本堂正面

立派な本堂が迎えてくれます。拝観のとき以外は本堂には入れませんん。
本堂の向かいは墓地となっています。

本堂右横から
本堂

本堂には、本尊の阿弥陀如来像が安置されています。他に文化財である木造如意輪半跏像・木造地蔵菩薩坐像・木造跋陀婆羅尊者立像があり、この3体は源頼朝の法華堂にあったものを移設したとされています。地蔵菩薩像(県重要文化財)は宅間浄宏作と伝えられ、如意輪観音像は鎌倉時代後期以降に発達した「土紋装飾」という技法を施した像で、厄除けと安産にご利益があるとされます。

山号
本堂
墓地から望む

墓地から宅地を望めます。来迎寺が山に囲まれているのがわかります。
とても静かで小鳥のさえずりさえはっきり聴くことができます。

スイセン越しの本堂
境内に咲く梅

1月には咲き始めの梅を見ることができました。数は多くありませんが、季節の花々がお参りする方の心を安らかにしてくれます。


住所         鎌倉市西御門1-11-1
             JR鎌倉駅東口から徒歩25分
             JR鎌倉駅東口から「大学前」または「岐れ道」下車徒歩10分(バス乗車含めて20~30分)
            (京浜急行バス 鎌20、23、24、36系統)
電話番号       0467-24-3476
拝観料/入館料     拝観志納 500円 (拝観可能な日は毎月HPに掲載、事前の予約が必要)
          境内には拝観料は不要